スポンサーリンク

自賠責保険ってどんな保険?保険内容や還付金(払戻金)の計算方法

自動車

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

車を乗るときに必ず加入しなければならない自賠責保険。入らなければいけないのは知っていても、保険の内容まで理解している人は少ないと思います。

車を運転する方には、絶対に知っておいてほしいことなので、紹介したいと思います。

自賠責保険とは?

自賠責保険は、車を購入したときや、車検のときに加入する保険で、車を所有する者に加入が義務図付られている損害保険です。もし、自賠責保険が切れていたり、未加入で運転した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金かつ免許停止処分になるうえに、違反点数6点が付加されます。また、自賠責の自賠責保険証明書を車に備え付けていないと、30万円以下の罰金が科せられます。

自賠責保険料金一覧(保険開始日が2021年4月1日以降の料金)

自賠責保険の保険料はどこの保険会社で入っても同額です。保険会社や代理店によって変わることはありません。ただし自賠責保険に加入する保険開始日や地域によって変わることはあります。

保健期間12ヶ月13ヶ月24ヶ月25ヶ月36ヶ月37ヶ月
普通車
(自家用乗用車)
12,700円13,310円20,010円20,610円27,180円27,770円
軽自動車
(検査対象軽自動車)
12,550円13,150円19,730円20,310円26,760円27,330円
保険開始日が2021年4月1日以降の保険料金

自賠責保険の保険料は、利潤や損失を出さないように算出されているので交通事故の増減等によって料金は改正されます。

2021年4月1日から適用されている自賠責保険料は、交通事故の減少により、平均で6.7%の引き下げが行われています。

※自賠責保険料金は、保険開始日の料金で決まりますので、2021年4月1日以前に加入した保険は、保険満了日まで料金は変わりません。

補償対象者

補償対象は、車の運転者と運行供用者以外の「他人」であるとなっています。運転供用者とは、車の所有者、保有者のことですので、運転している人と、車の保有者以外のひとが対象になります。ですから一般的には、同乗していた家族や友人(車の保有者でなければ)も対象になります。

補償内容

自賠責保険は被害者の救済を目的とした保険なので、補償されるのは「人」のみになります。物損の補償は一切ありません。

対人物損
傷害 限度額 120万円補償なし
死亡 限度額 3,000万円補償なし
後遺症害 限度額 4,000万円補償なし

実際の事故では、これ以上に高額な賠償金額になることが多々あります。自分の怪我や車の修理に対しての補償はないので、任意保険の加入が重要です。

任意保険に加入していても自賠責保険は必要!

「任意保険に加入しているから、自賠責保険に加入していなくても大丈夫」と思う方もいるかもしれませんが、そうはいきません。任意保険は自賠責保険の限度額を超えたものに対して補償されるものなので、自賠責保険に加入してなければ、その部分は自己負担になります。

たとえば、死亡事故で損害額が8,000万円だった場合3,000万円は自賠責保険から5,000万円が任意保険から支払われるので、自賠責保険分の3,000万円が自己負担になってしまいます。

自賠責保険の還付

廃車にした場合

廃車等行った場合は自賠責保険を解約して還付金を受け取ることができます。加入している保険会社にインターネット等から手続きをすることができます。

還付金額は解約した日より、保険期間が何ヶ月残っているかによって金額が変わります。1ヵ月でも残っていれば還付金を受け取れます。

下取り、買取りしてもらう場合

車を下取りや売却により手放す場合も、自賠責保険の還付について自動車店や買取業者に確認することをオススメします。

廃車にした場合は、保険が解約されるので還付されますが、車を売却した場合は、車と一緒に残りの自賠責保険期間も手放すことになるので、その保険期間分の料金を、もらう必要があるからです。

ほとんどの場合は、買取価格に含まれていますが、確認した上で買取価格に納得することが重要です。

還付金(払戻金)の計算方法

還付金の計算方法は公表されていませんが、目安程度であれば計算できます。

(自賠責保険料金 - 約5,000円) ÷ 自賠責保健期間 × 保険残月数 = 還付金

この計算式である程度の金額が計算できます。保険事務手数料等で約5,000円かかりますので、それを差し引いて計算します。

例えば、

  • 加入した自賠責保険期間 24ヶ月
  • 自賠責保険料金 20,010円(普通車 自家用乗用車)
  • 自賠責保険解約後の残り月数 12ヶ月 

この場合の計算は、

(20,010円 - 5,000円) ÷ 24ヶ月 × 12ヶ月 =約7,500円

還付金は約7,500円となります。

こちら↓↓↓のサイト「廃車ひきとり110番」では、「自賠責保険」「自動車税」「自動車重量税」の還付金相当額のシュミレーションが、登録なしでできるのでとても便利です。

廃車を検討中の方は、「廃車ひきとり110番」で無料査定がおすすめです。

自賠責保険の解約と還付金(返戻金)請求の必要書類

  • 一時抹消証明書、または登録事項証明書のコピー(軽自動車の場合は自動車検査証返納証明書)
  • 自動車損害賠償責任保険証明書の原本
  • 所有者の認印
  • 振込先口座

※還付金額は保険解約日からの保険期間の残月数になりますので、解約が遅れると還付金額が少なくなる可能性もありますので注意してください。

買取店などの業者に廃車した場合、店側が必要な手続きをすべて代行してくれるのが一般的です。買取店を通さず廃車にする場合は、自分で手続きをする必要があります。

自分で還付手続きを行う場合は、必要書類を用意し、加入先の保険会社にお問い合わせる必要があります。

保険の変更手続き

車の持ち主が変われば、自賠責保険の変更手続きも必要です。「車を譲り受けた場合」「名前や住所が変わった場合」などの変更があった場合は、自賠責保険に加入している保険会社に問い合わせれば、変更手続きがとれます。

紛失などで自動車損害賠償責任保険証明書をなくしてしまった場合も、再発行が必要になるので、保険会社に問い合わせてください。

まとめ

  • 自賠責保険は、すべての車の所有者が必ず加入しなければならない損害保険で、未加入で車を運行した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金かつ免許停止処分になります。
  • 自賠責保険は、「対人」にのみ補償される保険です。車や物など「物損」に対しては一切補償がないですし、「対人」への補償も手厚いものではないので、任意保険の加入が必要です。
  • 解約した場合は保険料金の一部が還付されますので、必ず確認しましょう。下取りや買取りをした場合も、自動車店に確認しておくといいです。
  • 保険内容に変更があった場合や、自動車損害賠償責任保険証明書を紛失した場合は、速やかに保険会社に問い合わせましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました