車検証(自動車検査証)の見方、内容をわかりやすく解説!

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自動車

車検証(自動車検査証)は、車の情報が記された重要な書類です。

一般的には、「車検証」と呼ばれていますが、正式には「自動車検査証」と言う証明証です。

その車検証に記載されている内容をご存じでしょうか?

車のことを調べるときに、何を見ればいいのかわからない方や「車検証」を見ても何が記載されてるのか、わからない方も、少なくはないでしょう。

車に詳しくない方はもちろん、車を所有している方でも、車検証の詳しい内容が分からない方は、多くいます。

この記事では、車検証(自動車検査証)に記載されている内容を詳しく紹介します。

車検証の見方や内容を知っておけば、自動車の様々な手続きがしやすいことや、愛車に合ったタイヤやパーツ検索をするとき、車がいくらで売れるのか「相場」を調べる場合に、ネットでの情報入力がスムーズに行うことができますので、是非参考にしてください。

車検証(自動車検査証)

自動車検査証は、主に2種類あります。

  • 「登録車(普通車など)」の自動車検査証
  • 「軽自動車」の自動車検査証

「登録車」「軽自動車」は、同じ公道を走る自動車ですが、取り扱っている管轄などが違う為、それぞれの自動車検査証があります。

排気量、ナンバープレート、規格、税金、定員などにも違いがあります。

登録車の車検証

「登録車」は、国の運輸支局に登録されている車のことで、ナンバープレートは、白(白地緑字)と緑(緑地白字)があり、後ろのナンバープレートに封印が施されます。

登録車の自動車検査証

軽自動車の車検証

軽自動車の場合、普通車とは異なり「登録車」ではなく「届出車」と呼ばれ、軽自動車協会で検査を受け、車検証とナンバープレートを取得します。

ナンバープレートは、黄色(黄色地黒字)と黒(黒地黄色字)があり、封印は付きません。

軽自動車の自動車検査証

車検証(自動車検査証)の記載内容

①自動車登録番号又は車両番号

車に取付けられているナンバープレートの番号が記載されています。

車検証の項目
  • 登録車…自動車登録番号
  • 届出車(軽自動車)・二輪車…車両番号
ナンバープレートの色
引用:COBBY HP
  • 「登録車」…自家用は「白地に緑文字」の自家用、事業用は「緑地に白文字」
  • 「届出者(軽自動車)」…自家用は「黄色地に黒文字」、事業用は「黒地に黄色文字」

大型トラックは大型標板(22cmx44cm)、その他の中・小型トラックは中型標板(16.5cmx33cm)とナンバープレートの大きさが違います。

引用:トラック流通センター HP

※標板とは…ナンバープレートのこと

図柄入りナンバープレート

ナンバープレートには、「地方版図柄入りナンバープレート」の様に、地域の風景や観光資源を図柄にしたご当地ナンバープレートや「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」などもあります。

引用:国土交通省HP 地方版図柄入りナンバープレート
引用:国土交通省HP ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート
引用:国土交通省HP 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート

②登録年月日/交付年月日

新車登録された日や、名義変更などで所有者や使用者が変更された日が記載されます。

  • 登録車(普通車)…所有権の移転があった場合にのみ更新される(新規登録、移転登録の日)
  • 届出者(軽自動車)・二輪車…最後の記載変更の日が記載され、所有者は変わらず使用者や車両番号のみ変更の場合でも更新されます。

「登録年月日/交付年月日」と「初度登録年月/初度検査年月」が同一であれば、ワンオーナー車(新車時から1人だけが所有した車)の可能性が高いと考えられます。

③初度登録年月/初度検査年月

車が国内で最初に登録(届出)され、ナンバープレートを交付された日が記載されています。

一般的には、新車登録された日が記載されます。

最初に登録(届出)された日が記載される為、名義変更などをおこなっても、「初度登録年月」は変更されません。

製造されて何年か経過している車や、モデルイヤーが製造年と離れている輸入車などでも、国内で最初の登録された日が記載されます。ですから、必ずしも記載されている日が車が「新品」の日とは、限りません。

一般的に「何年式の車ですか?」と聞かれた場合には、この「初度登録年月」を答えます。

④自動車の種別

道路運送車両法の種別が記載されており、「小型」「普通」「大型特殊」、「軽自動車」のどれかが記載されています。

登録車と届出車(軽自動車)の記載
  • 登録車…「小型」「普通」「大型特殊」
  • 届出車(軽自動車)…「軽自動車」
「自動車の種別」の車両
  • 軽自動車…軽乗用車、軽トラックなど
  • 小型…小型トラック、小型乗用車、三輪トラック、大型自動二輪(250㏄以上)など
  • 普通…乗用車、バス、トラックなど
  • 大型特殊…ホイールローダー、ブルドーザー、クレーン車など

⑤用途

自動車の用途にあわせて、「乗用」「貨物」「乗合」「特種」のどれかが記載されています。大型特殊の場合は「-」が記載。

  • 乗用(乗用自動車)…乗車定員10人以下で貨物自動車等、特種用途自動車等以外の自動車。一般的に個人で使用している車は乗用です。
  • 貨物(貨物自動車)…貨物(荷物)を運搬する自動車で、トラックやトラクタ、トレーラなど
  • 乗合(乗合自動車)…乗車定員11人以上の自動車で、送迎バスや幼稚園バスなど
  • 特種(特種用途自動車)…使用目的が特種な自動車で、緊急自動車(消防車、救急車など)やタンク車、ミキサー車、現金輸送車、霊柩車、キャンピングカーなど

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⑥自家用・事業用の別

「自家用」「事業用」のどちらかが記載されています。

自家用

乗用車などの個人で一般的に使われている車や、自分の荷物や自社の荷物を運ぶトラック、レンタカーなどは「自家用」になります。

  • 登録車…ナンバープレートは白(白地に緑文字)
  • 届出車(軽自動車)…ナンバープレート黄色(黄色地に黒文字)
引用:COBBY HP
事業用

バスやタクシーなどのお客さんを運ぶ車や、お客さんの荷物を運ぶトラックなど、人や荷物を運ぶことで料金を受け取ることのできる車が「事業用」になります。

  • 登録車…ナンバープレートは緑(緑地に白文字)
  • 届出車(軽自動車)…ナンバープレートは、黒(黒地に黄色文字)

⑦車体の形状

車両の形状(箱型、バン、ステーションワゴンなど)が記載されており、「特殊車」・「特種車」の場合は用途が記載されます。

  • 乗用車等…箱型、バン、ステーションワゴンなど
  • 特殊車・特種車…ダンプ、コンクリートミキサー車、タンク車、冷蔵冷凍車、トラクタ、セミトレーラ、消防車、救急車、塵芥車など

⑧車名

スズキ、スバル、トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ、三菱などのメーカー(ブランド)名が記載されています。

車名は車種(プリウス、ノート、N-BOXなど)の名前ではありません。(一部例外あり)

同一メーカーの車両でも、逆輸入車等は、車名が違う名称になることがあります。

例:トヨタ アベンシス(イギリス生産車) 車名 TMUK(Toyota Motor Manufacturing United Kingdom

その他の記載

その他に、メーカー名以外の記載がされる場合もあります。

不明…適当な車名が存在しない場合、

組立…フレームを自作した場合

試作…メーカー等による試作車

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⑨乗車定員

車両に乗車できる定員数が記載される。

乗車人数によって最大積載量が変わるバンやトラック、立席のある路線バスなどは、最大乗車定員も( )内に記載されます。

()で記載される例

乗車定員の重さは、1人55㎏で計算されます。

幼児バスなどの場合、12歳未満は子供3人で大人2人にカウントされますので、その人数が記載されます。

記載例:「3+51/1.5人」→大人3人+幼児51人が乗車可能

大人の乗車定員に換算すると 3+(51÷1.5人)=37人乗り

⑩最大積載量

トラックやバンなどの荷物を運搬する貨物車等の、運搬可能な積載重量の最大値が記載されています。

バン等で最大積載量と乗車定員が変化する関係にある車両の場合「定員乗車時の最大積載量」と「乗車定員を減らした時の最大積載量」の2つが記載されます。

  • 定員乗車時の最大積載量…()内に記載されている数字。 例:(4)人、(100)㎏
  • 乗車定員を減らした時の最大積載量…()なしの記載されている数字 例:2人、200㎏
最大積載量と乗車定員が変化する関係にある車両の記載例

トラクタの場合、セミトレーラをけん引できるので、最大積載量の欄にけん引可能なトレーラの重量と第五輪荷重がそれぞれ記載され、車両総重量欄にはけん引時のトラクタの車両総重量とけん引総重量が記載され、その内容が備考欄に記載されます。

第五輪荷重とは

けん引自動車(トラクタ等)の連結装置のことを「第五輪」と呼びます。

その「第五輪」には、走行中強い力が加わりますが、縦の荷重ではなく牽引する際に発生する横の力が「第五輪」にかかります。その横にかかる荷重が「第五輪荷重」です。

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⑪車両重量

車両に人や荷物を積載していない空車時の重量です。

車両重量には、「燃料満タン」「バッテリー」「規定量の冷却水」「規定量のエンジンオイル」「規定量のミッションオイル」「スペアタイヤ(パンク修理キット)」「ジャッキ、工具」など、走行や車に必要なものも含まれています。

⑫車両総重量

フル乗車(乗車定員)、フル積載(最大積載量)した場合の車両の重量が記載されます。

乗車定員(1人55㎏) + 最大積載量 + 車両重量 = 車両総重量

トラクタの場合、セミトレーラをけん引できるので、最大積載量の欄にけん引可能なトレーラの重量と第五輪荷重がそれぞれ記載され、車両総重量欄にはけん引時のトラクタの車両総重量とけん引総重量が記載され、その内容が備考欄に記載されます。

第五輪荷重について

⑬車台番号

車のフレームや骨格などに打刻されている車台番号が記載されています。

車台番号は、重要な番号で、基本的には変えることのない、その車だけに与えられた番号です。

メーカーによって打刻され、簡単に交換ができない骨格部位(フレームやモノコック)に打刻されています。

「一部の並行輸入車」、「型式不明車」、「打刻されている車台番号が腐食や事故により確認できなくなった車」などの場合は、運輸支局による職権打刻が車に打刻され、その職権打刻の番号が車検証に記載されます。

職権打刻された場合は、車検証の備考に打刻場所が記載されます。

職権打刻とは

車の車台番号や原動機型式(エンジン番号)が、腐食などの何らかの理由で識別困難になった場合や車台番号の無い車両に、新しく番号を付与してもらう手続き及び、新たな番号の打刻のこと

職権打刻は、運輸支局で行われます。

国産車の車台番号の場所
  • モノコック…エンジンルーム内の「ダッシュパネル」や運転席シート下やその付近などに打刻されています。
  • フレーム…トラックなどのフレーム車は、フロントタイヤ付近フレーム側面などに記載されます。バスの場合、リヤ部フレーム側面やフレーム上面に打刻されていることもあります。
車台番号でグレード検索ができる

メーカーのグレード検索サイトで車台番号を入力することで車のグレードを調べることもできます。

『簡単!メーカー別 グレード検索!』 はこちら

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⑭長さ・幅・高さ

車の長さ・幅・高さがミリ単位(㎜)で記載されています。(0.1㎜以下切り捨て)

トラクタの後ろに連結されるトレーラなどは、カプラなどの連結器の中心部から車両後端までの長さが記載されています。

除雪車等の脱着式スノープラウなど、アタッチメント装備によって、車両の大きさが変化する場合は、装着時の車両サイズも一緒に記載されます。

⑮前前軸重・前後軸重・後前軸重・後後軸重/前軸重・後軸重

車両重量を測定した時の前後の各車軸にかかる重量が記載されています。

この車軸の重量のことを「アクスルウエイト」とも言います。

トラック 4軸車
登録車と届出車の記載

一般的な乗用車は2軸(前軸、後軸)ですが、大型トラック等では、3軸車、4軸車などもある為、登録車の車検証には、4軸の軸重項目があります。

軽自動車(届出車)の場合は、2軸までの車両しかないので、前軸重・後軸重の項目しかありません。

  • 登録車…前前軸重・前後軸重・後前軸重・後後軸重
  • 届出車(軽自動車)…前軸重・後軸重

軸重は、重量バランスや安全性、運動性に関わる部分であり、トレーラ等以外は、この合計値が車両重量となります。

前前軸重+前後軸重+後前軸重+後後軸重=車両重量

トレーラ等の軸重の記載

トレーラ等の場合は、連結器にかかる重量がある為、軸重の合計が車両重量とはなりません。

トレーラの場合:軸重合計≠車両重量

空車時の連結器に掛かる荷重…「車両重量-各軸重の合計値」

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⑯型式(かたしき)

自動車メーカーが届出をおこない、国土交通省が指定した車の「型式」が記載されます。

型式は車の種類を表すものでもあり「○○○ー△△△(例:DAA-HE12)」のような型式で記載されます。

最初の3桁〇〇〇は排ガス規制の識別記号

○○○(DAA)…自動車排ガス規制及び低排出ガス車認定の識別記号が記載されています。

引用:国土交通省HP 平成17年規制以降の自動車排出ガス規制の識別記号

各アルファベットや数字には、「低排出ガス認定」「ハイブリッドの有無」「重量条件等」などが記号によって記載されています。

例:DAAの場合「平成17年排出ガス基準75%低減されたハイブリッド乗用車」を表します。

  • 「D」…平成17年排出ガス基準75%低減
  • 「A」…ハイブリッドのガソリンエンジン車又はLPG車
  • 「A」…平成17年規制のディーゼル車以外の乗用車

〇〇〇の桁数は、認定された年によって異なります。

  • 平成4年までは、1桁
  • 平成5年~16年までは、2桁
  • 平成17年以降は、3桁
後半の△△△は車種などの車の情報

△△△(HE12)…自動車メーカーが決めている番号で、車種などの車の情報がわかります。国産車の場合、車台番号の前半部分になることが多いです。

「車種」や「モデル」などの違いの他、「駆動方式(2WD、4WD)」や「排気量」、「ハイブリッドの有無」などによっても、アルファベットや数字が変わる場合があります。

その他にも自動車の改造を行い、構造等変更検査を受け、保安基準への適合が確認され、その旨が登録をされると、型式に「改」が付けられます。

「〇〇〇ー△△△改」

「型式」欄のその他の記載例
  • 不明…輸入車等の型式指定を受けていない車両で、それらとの類似性が証明されていない場合
  • 組立…車のフレームを自作した場合
  • 試作(型式+試作)…自動車メーカー等による試作車

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⑰原動機の型式

車両に搭載されている原動機(エンジン等)の型式が記載されています。

ハイブリッド車のようにエンジンとモーターが動力の場合は、エンジン型式とモーター型式が記載されます。

例:日産ノートの場合

ノート(ガソリン車)…HR12

ノート e-POWER(ハイブリッド車)…HR12-EM57

電気自動車の場合は、モーター型式が記載されます。

過給機(ターボチャージャー等)の有無や出力が異なる場合でも、排気量が同一でベースになっているエンジンが同じであれば、ベースになっているエンジンの型式が記載されます。

エンジン等の改造ににより、排気量や燃料の種類が変更されたものは、原動機型式(エンジン型式)に「改」がつきます。

⑱総排気量又は定格出力

エンジンの排気量又は、電気自動車の定格出力が記載されています。

内燃機関(ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等)の場合は排気量がL(リットル)単位で記載されています。

排気量となっていますが、排気の体積量ではなく、エンジンの総シリンダー容量が記載される。(燃焼室の容量は加味しない)

例:1.19L=1190㏄

1L=1000㏄

電気自動車の記載

電気自動車の場合は、定格出力がkw(キロワット)単位で記載されます。

定格出力とは、電気モーターが最も良い状態を発揮しながら、連続発生できる出力のこと

ロータリーエンジンの記載

ロータリーエンジンの場合は、1ハウジングあたりの燃焼室容積×ローター数が記載されます。

記載例:マツダRX-7 B13(原動機の型式)の場合 「0.65×2L」と記載。

⑲燃料の種類

エンジンが主に使用する燃料の種類が記載されます。

ガソリン、軽油、電気、LPG等が記載。プラグインハイブリッド車(PHV車)等で燃料と電気を併用する場合「ガソリン・電気」と記載されます。(通常のハイブリッド車は「ガソリン」のみの記載)

その他の記載例
  • 水素自動車の燃料電池車の場合…燃料の種類には「圧縮水素」、備考欄に「燃料電池車」と記載。
  • バイオ燃料を使用するディーゼル車の場合…燃料の種類には「軽油」、備考欄に「燃料 バイオディーゼル100%燃料併用」又は「品格法特例措置高濃度バイオディーゼル燃料併用」、「廃食用油燃料併用」と記載。
「ハイオク」「レギュラー」などの違いは記載されない

「ガソリン」と「軽油」の違いは、車検証に記載されますが、「ハイオクガソリン」「レギュラーガソリン」などは、同じガソリン車での違いなので、車検証では、記載されません。

車の給油口にあるフューエルリッド(フタ、カバー)やフューエルキャップに「ディーゼル(軽油)」「無鉛プレミアム(ハイオク)」「レギュラー」といったステッカーが貼られていることが多いです。

⑳型式指定番号・類別区分番号

型式指定番号・類別区分番号で車種やグレード、仕様を確認することができます。

型式指定番号(5桁の番号)

自動車の型式が国土交通省に指定を受けた番号が記載されます。

車の型式によって番号が異なり、同じ車種でも型式が違えば型式指定番号も異なります。

類別区分番号(4桁の番号)

グレードやオプションを分類し数字で表した番号です。

同一型式内でグレードや仕様が異なる場合は、類別区分番号も異なります。

車によっては空欄になっている

様々な仕様がある大型トラックやバス、架装された小型トラック、一部の特別仕様車、並行輸入車、型式不明車などは、型式指定番号・類別区分番号欄が空欄になっています。

改造等によって諸元(大きさ・性能・機能など)が変更されている場合は、元々の型式指定番号及び類別区分番号等が備考に記載されます。

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㉑所有者の氏名又は名称・住所

車両の所有者とその住所が記載され、所有者欄に記載されていることで所有権を主張できます。

  • 登録車…所有権は国が公証している為、登録に際し印鑑登録証明書の提出が必要。
  • 届出車(軽自動車)…所有権を国が公証しない為、所有者の届出の為に印鑑登録証明証を要しない。

共同所有の場合、所有者欄は代表者1名のみの記載となり、他の共同所有者の情報は備考欄に「共同所有者の氏名、名称等」が記載されます。

4月1日現在で運輸支局に登録されている所有者(所有権留保の場合は、使用者)に納税義務があり、通知書が届きます。

所有権留保とは自動車ローン(クレジット)契約中の車の所有権を代金が完済されるまで、ディーラーやローン会社などが担保としていること。

ローンで車を購入した場合

ローンを組んでる間の名義は自分のものにならない為、ディーラーかローン会社が所有者となります。

  • 新車購入の場合…所有者欄はディーラーになる。
  • 中古車購入の場合…所有者欄はローン会社になる。

この2つが一般的です。

ディーラーやローン会社を所有者にすることで、ローン審査が通りやすいメリットなどがあります。

リース車の場合も、車の名義はリース会社なので、所有者はリース会社となる。

※引っ越し等で「姓」や「住所」が変わった場合は、「変更登録(車検証の記載を変更する)」が必要になります。

㉒使用者の氏名又は名称・住所

車両の使用者とその住所が記載されます。

使用者とは、「車を使用し管理している人」のことです。

所有者と使用者が同一の場合、使用者欄には「***」と記載されます。「***」表記の場合、使用者と所有者は同一となります。

共同所有の場合、所有者欄は代表者1名のみの記載となり、他の共同所有者の情報は備考欄に「共同所有者の氏名、名称等」が記載されます。

所有権留保の場合は、4月1日現在で運輸支局に登録されている使用者に納税義務があり、通知書が届きます。

所有権留保とは、自動車ローン(クレジット)契約中の車の所有権を代金が完済されるまで、ディーラーやローン会社などが担保としていること。

※引っ越し等で「姓」や「住所」が変わった場合は、「変更登録(車検証の記載を変更する)」が必要になります。

使用者の本拠の位置

使用者が車を使用する主な住所が記載され、法人の営業所や支店等で使用する場合に記載されます。本欄が空欄「***」表記の場合、使用の本拠の位置は使用者の住所と同一となります。

ナンバープレートは、「使用者の本拠の位置」に記載されている住所にある管轄の運輸支局で登録され、交付されます。

㉓有効期限の満了する日(車検の満了日)

自動車検査証の有効期限が満了する日が記載されています。(車検期限の満了する日)

この期限が過ぎている車は、基本的に公道を走行することができません。「有効期限の満了する日」までに継続検査(車検)を受ける必要があります。

車検期間一覧
自賠責保険の契約が必要

車を乗るには、自賠責保険が必要な為、最低でも、この「有効期限の満了する日」の翌日以降が満期になるように契約されています。

※自賠責保険の満期は、満期日の正午までとなっている為、「有効期限の満了する日」と同日で契約すると、半日分不足し、自動車検査証の交付を受けられなくなる為。

㉔備考

備考欄には、上記項目の補足や継続検査等受検(車検)時の走行距離、エコカー減税の適用内容など、様々な情報が記載されています。

上記検査証から確認できる記載内容
A.[〇〇〇]…自動車検査証を発行した運輸支局等

自動車検査証を発行した運輸支局、検査登録事務所、自動車検査場、陸運事務所等が記載されます。

B.番号変更…検査証発行時の業務種別及び内容

車検証発行時の業務種別や内容が記載されています。

  • 新規登録(新規検査)…ナンバープレートの付いていない新車・中古車を新たに登録した場合。(二輪車と軽自動車は新規検査
  • 継続検査…検査証の有効期間を更新した場合。(車検を受けて更新した場合)
  • 移転登録(記載変更)…売買などによって所有者が名義変更された場合。(二輪車と軽自動車は記載変更
  • 番号変更…登録車の番号変更を行った場合。他の運輸支局等で登録されていた場合は、管轄変更入が同時に記載される。
  • 構造変更検査…自動車の諸元(大きさ・性能・機能など)を変更する検査を受検した場合。
  • 変更登録…移転登録に該当しない記載内容の変更があった場合。所有者の氏名・名称及び住所、使用者、使用の本拠の位置の変更。(二輪車と軽自動車はこの場合も記載変更
  • 更正登録…記載内容の錯誤等について、所有者・使用者が訂正を申し出た場合。
  • 更正登録,職権…記載内容の錯誤等について、国土交通省職員が職権で訂正した場合。
  • 再交付…検査証の紛失等により再交付をおこなった場合。
  • 検査標章再交付…検査標章(車検ステッカー)の紛失等により再交付をおこなった場合。
C.[27年度税制]令和2年4月○○日 継続検査 免税措置済み

各種自動車関連税制、新税制適用時の検査形態及び減免措置について

D.令和12年度エネルギー消費効率(WLTCモード燃費値)算定未了

販売継続車で燃費計測をWLTCモードで行っていない(JC08モードでおこなった)ことを示します。

▼燃費基準についてはこちらを参考に▼

『車の燃費基準『WLTCモード』『JC08モード』ってなに?』

E.令和2年度燃費基準150%達成車

エコカー減税の根拠となる燃費基準の達成に関する表示

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F.[走行距離計表示値]○○,○○○km(令和2年4月〇〇日)

最新の継続検査(車検)等受検時のオドメーター(走行距離メーター)の表示値が記載

検査証の備考には、直近2回分の継続検査(車検)等受検時のオドメーター(走行距離メーター)の表示値が記載されます。

前回の場合…[旧走行距離計表示値]X,X00km(平成XX年XX月XX日)と記載。

  • 現在の車の走行キロ数と車検証の「走行距離計表示値」を比べ、過去にメーターを交換したことがあるかどうかの確認する為の参考にもなります。
G.ハイブリッド車

プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車、水素自動車などの低環境負荷車である場合に記載されます。

H.平成10年騒音規制車,近接排気騒音規制値96dB

対応する騒音規制とその規制値

I.マフラー加速騒音規制適用車

マフラー加速走行騒音規制適用車である表示

J.[受検種別]指定整備車

[受検種別]は継続検査をどこで受けた車か記載され、「指定整備車」と「持込検査車」があります。

  • 指定整備車 … 指定工場による定期点検、継続検査が行われた車に記載。
  • 持込検査車 … 運輸支局・軽自動車検査協会等へ現車を運び継続検査(持込検査)を受けた車に記載。
K.[検査時の点検整備実施状況]定期点検記録簿記載あり

継続検査が行われた時の定期点検記録簿(車検時などの点検整備をおこなった際に記入する記録簿)の有無が記載されています。

  • 定期点検記録簿記載あり … 車がしっかりと定期点検整備され、検査証の更新時に記録簿の提示がなされた場合又は指定整備車の場合
  • 定期点検記録簿記載なし … 定期点検記録簿の提示がなされなかった場合、点検項目の一部が省略されている場合

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L.[受検形態]指定整備工場

[受検形態]は4種類あり、どのように検査が実施されたかが記載されます。

  • 指定整備工場 … 指定整備工場による完成検査が実施され、保安基準適合証が提示された場合
  • 認証整備工場 … 認証整備工場によって持込検査が行われた場合
  • 使用者 … 検査証記載の自動車の使用者自身によって持込検査が行われた場合(ユーザー車検)
  • その他… 本人に代わって、ユーザー車検代行業者等が持込検査を受けた場合

認定工場とは

一定の規模の設備がある作業場と整備士が所属する工場で、地方運輸局長が自動車分解整備事業を認可した工場。

整備や修理などは行えますが、車検をする為の検査ラインを持ってないので、運輸支局の検査場に持ち込んで検査する必要がある。

指定工場とは

認証工場の中でも設備や技術、組織などが一定の基準に適合した工場で、地方運輸局の指定自動車整備事業の認可を受けた工場。

検査ラインを持っているので、陸運支局に代わって車検を行うことができる。

ディーラーの整備工場は、基本的に指定工場です。

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M.[整備工場コード]○○-○○○○○

継続検査(車検)等を受けた時に、整備等を行った整備工場の「指定番号」が記載されています。整備工場コードの番号で、どこの管轄のどの整備工場で整備等が行われたかを表します。

  • 上2桁の○○…管轄の「運輸支局コード」
  • 下5桁の○○○○○…指定工場・認証工場の「指定番号」

「ユーザー車検」(ユーザーが自ら車検手続きをおこなう車検)の場合は、記載されません。

その他の備考に記載される内容
  • ディーゼル車や貨物車等について、NOx・PM法へ適合している表示と 使用の本拠の位置がNOx・PM法の対策地域の内外の表示が記載。
  • 平成21年以降の排ガス規制が適用されるディーゼル車について、継続検査時等にオパシメーター測定を行う表示
  • 並行輸入車等の場合、型式番号の打刻位置、エンジンの最高出力時回転数が記載。
  • 職権打刻をおこなった場合、その番号の打刻位置と、元のシリアルナンバーや車台番号が記載。
  • 構造変更等をおこなった車の改造内容が記載。
  • トラクタ等でトレーラをけん引する場合のけん引できるトレーラの「車名」「型式」「けん引可能な車両総重量」が記載。
  • 特別な用途に使う車の場合は、その用途(道路維持作業用自動車、自主防犯活動用自動車、緊急自動車など)が記載。
  • 型式指定車で、初度登録(検査)以後の改造等によって諸元(大きさ・性能・機能など)が変更されている場合は、元の型式指定番号と類別区分番号が記載。
  • 規制緩和、高速道路不走行車、運行記録計の搭載、積載物品の制限など、その車両を運行するにあたっての諸条件が記載。
  • 速度制御装置付、燃料補助タンクがある場合などの容量や個数が記載。

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あとがき

自動車検査証(車検証)には様々な情報が記載されています。

車の過去の情報がわかることもあるので、どのように扱われた車なのか確認できるかもしれません。自分の車のことを調べるときにも、自動車検査証の内容が必要になることもありますので、是非参考にしてください。

2023年から車検証がICカードに!

2023年に車検証は、紙からICカードに切り替わることはすでに決まっています。

これは、運輸支局、警察署、県税事務所などの行政手続きを、オンラインで申請できるようにして民間事業者などの負担を軽減する為やペーパーレス化を促進する為、の取り組みだと考えられます。

ただ、2023年に紙からICカードに変更されますが、すぐに対応できない事業所などもある為、ICカードと一緒に、車の詳細がわかる用紙もしばらくの間は、発行されるようです。

▼車を高く売りたい方は、こちらも参考にしてください

『【買取】個人売買で車を高く売れる!?車のメルカリ!自動車フリマ「カババ」がおすすめ!』

『車を最適に買取する10の方法!自分や車に合った一番良い買取方法を選べ!』

『車の買取り査定をしてもらうときに絶対やってはいけないこと!

『しつこい電話なしで車一括査定の利用方法!安心の【MOTA車買取】』

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