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車の内装部位名称一覧。初心者にもわかりやすく自動車部品の名前を解説。

車 部品、部位名称

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車は多くの部品で構成されており、日常的に使われているにも関わらず、その部品や部位の名前を知らないことがあります。

車の修理やカー用品の購入時、店舗スタッフに説明を受ける際に、部品や部位の名前を理解していないと、戸惑うことがありますよね。また、内装に取り付ける商品を求めてカー用品店で質問しても、部品や部位の名前を正確に伝えられずに困ったことはありませんか?

そこで、この記事では分かりやすく、内装の部品や部位の名称を解説していきます。知られていない名前も多いかもしれませんので、ぜひ参考にして、車の知識を深めてみてください。

車内のパーツ名を解説した動画はこちら

車の内装部品名称一覧 前編

車の内装部品名称一覧。初心者にもわかりやすく解説!「運転席・助手席」周辺パーツ編

車の内装部品名称一覧 後編

車の内装部品名称一覧。初心者にもわかりやすく解説!②「シート・天井・足下」周辺パーツ編

▼外装の部品、部位名称はこちら▼

『車の外装部位名称一覧。初心者にもわかりやすく自動車部品の名前を解説』

▼骨格部位(フレーム)の部品、部位名称はこちら

『車の骨格部位(フレーム)の名称。初心者にもわかりやすく解説!』

内装の部品、部位名称

内装写真A

①ステアリングホイール(ハンドル)

車の運転をする上で欠かせないのが「ステアリングホイール」、または一般的に「ハンドル」と呼ばれる部品です。この部品は左右に回転することで車の進行方向を調整し、運転のコントロールを可能にします。

日本では一般的に「ハンドル」と呼ばれることが多いですが、正確には「ステアリングホイール」とも呼ばれます。このハンドル部には運転席に搭載されたSRSエアバッグが格納されており、安全性を高める一助となっています。

※SRSエアバッグはシートベルトを補完する役割を果たす安全装置です。エアバッグの効果を最大限に発揮させるためには、必ず正しい姿勢でシートベルトを着用する必要があります。

②ホーンスイッチ

ホーンスイッチは、クラクション(警音器)を鳴らすためのスイッチです。クラクションは、車が近づいていることを周囲に知らせるための重要な安全装置であり、ホーンスイッチはその操作を行うための部品です。

車が他の車や歩行者と交差する場面や、駐車時などさまざまな状況でホーンが必要とされます。また、一部の車ではイモビライザーなどのセキュリティシステムに組み込まれ、安全性向上の一環としてホーンが作動することもあります。

③ターンシグナルスイッチ

ターンシグナルスイッチは、一般的に「ウィンカー」として知られています。このスイッチは、車両のターンシグナルランプ(ウィンカー)を点灯させるための装置であり、車の運転中に方向転換をする際に必要な重要な部品です。

通常、ヘッドライトスイッチやハイビーム、ロービームの切り替えスイッチなどと同じレバーに配置されており、ドライバーが手の届く場所に装備されています。この設計により、ドライバーは車を操作しながら簡単にウィンカーを作動させることができます。

日本車では一般的に、ステアリングホイール(ハンドル)の右側に取り付けられています。対照的に、輸入車では左側に配置されることが一般的です。

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④ワイパー・ウォッシャースイッチ

ワイパー・ウォッシャースイッチは、ドライバーにとって重要な機能を備えたスイッチです。このスイッチには、ワイパーのON/OFF操作やふき取りスピードの調整、さらにはウォッシャー液をフロントガラスに吹きつける機能が備わっています。ワイパー作動スイッチは、リヤワイパーが搭載されている車には、リヤワイパーの制御も兼ね備えています。

一般的に、日本車ではステアリングホイールの左側に、輸入車では右側にスイッチが配置されています。この設計により、ドライバーは運転中に手を離すことなく、視界を良好に保つために必要な機能を簡単に操作できます。

⑤メーターパネル

メーターパネルは、運転手が視認しやすい位置に配置され、クルマの様々な情報を的確に伝える役割があります。このパネルにはさまざまな表示灯や警告灯があり、クルマの状態や機能に関する情報を効果的に運転者に知らせてくれます。

  • スピードメーター …走行速度を表示する
  • タコメーター …エンジンの回転数を確認し、適切なシフトをサポート
  • オドメーター …車の総走行距離を表示する
  • 方向指示表示灯 …方向指示器(ターンシグナルランプ)の点灯を知らせる
  • ヘッドランプ表示灯 …ヘッドライトの点灯やハイビーム、ロービームの状態を表示する
  • シフトレバー位置表示灯 …現在のシフトの位置を表示する 『D』レンジなど
  • 各種警告灯 …異常や注意喚起が必要な情報をランプでしらせます。メーター内には、様々な警告灯があり、シートベル着用の警告なども表示する。
  • フューエルメーター(燃料計) …燃料の残量を表示
  • 水温計 …冷却水の温度を表示し、エンジンの冷却状態を確認

⑥イグニッションスイッチ

イグニッションスイッチは、クルマのエンジンを起動し、電気系統を操作するためのスイッチです。このスイッチには一般的に、キーを回すエンジンキー方式とボタンを押すプッシュスタート方式の2つがあります。

  • エンジンキー方式: キーを回すことでエンジンの始動や電気系統のON/OFFが可能です。
  • プッシュスタート方式: ボタンを押すことでエンジンの始動や電気系統の制御が行われます。

キーを回す位置やプッシュスタートの押し方によって、エンジンの始動や電気系統のON、ACC電源のONなどを使い分けることができます。

※ACC電源ONの状態にすると、エンジンがかかっていなくても、ナビ、オーディオ関連、ETC、シガーソケットなどが使用可能な状態になります。

⑦シフトノブ

シフトノブは、車両のミッション(変速機)を操作するためのレバーで、車の運転に欠かせない重要なパーツです。

  • AT車やCVT車: これらの自動変速機を搭載した車では、シフトノブを『D』レンジや『P』レンジなどに動かすことで、車を前進させたり、駐車するなどの操作が可能です。
  • MT車: 手動変速機を備えた車では、シフトノブを手動で1速から5速まで切り替えて走行します。この手動変速は、ドライバーが直接操作し、走行状況に応じて最適なギアを選択できる特長があります。

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内装写真B

⑧ダッシュボード

ダッシュボードは、インパネ(インストルメントパネル)とも呼ばれています。位置はフロントガラスの下にあり、ドライバーと同乗者が日常的に接する場所に位置しています。

⑨センタークラスター

センタークラスターは、車内を快適にコントロールするための重要なパネルです。このパネルには、様々な機能が統合されており、ドライバーと同乗者が車内環境を操作するためのスイッチやディスプレイが配置されています。

  • ナビゲーションシステム: 高度な地図案内や目的地設定が可能なナビゲーションシステムがセンタークラスターに備わっています。これにより、ドライバーは迷子になることなく目的地に効率的に到達できます。
  • オーディオコントロール: ラジオや音楽プレーヤー、Bluetooth接続など、様々な音響機能を簡単に操作できます。音楽や通話を楽しみながら安全運転が可能です。
  • エアコン・ヒーターコントロール: 車内の温度調整を担当するエアコンやヒーターのスイッチが配置されています。ドライバーと同乗者が快適な温度をキープできるようになっています。
  • その他の機能: センタークラスターにはその他にも、車両の状態を表示するインジケーターや便利な収納スペース、USB充電ポートなどが備わっていることがあります。

⑩レジスター

エアコンレジスターは、車内の空調を操作するための風の吹き出し口を指します。これらのレジスターは、エアコンシステムが車内に送り出す風を効果的に調整し、快適性をサポートしています。

  • 中央の2つのレジスター: これらはダッシュボードの中央に配置されており、ドライバーと同乗者がエアコンからの風を調整できます。
  • 左右の1つずつのレジスター: レジスターが左右に配置されていることで、各席の乗員が自分のエリアの風向きをコントロールできます。これにより、複数の人が同時に心地よい空調を調整することができます。
  • 足元のレジスター: 座席下や足元にもレジスターが配置されており、寒い日には足元からの暖房で温かさを感じることができます。

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⑪デフロスター

デフロスターは、車のフロントガラスに設けられたエアコンの吹き出し口で、主にフロントガラスの曇りを取り除くための装置です。

デフロスターを有効にするには、A/C(エアコン)スイッチをONにし、空気の導入を「外気導入」にします。これにより、フロントガラス上の曇りや霜が効果的に取り除かれ、クリアな視界が得られます。

特に冬季や寒冷地では、外気温が低いとフロントガラスに霜が発生しやすくなります。デフロスターはこのような状況において頼りになります。スイッチを入れることで、短時間でガラスの曇りや霜をスムーズに解消できます。

⑫助手席エアバッグ

助手席エアバッグは、車の助手席用に配置されたSRSエアバッグで、主に助手席前方のダッシュボード近くに設けられています。
助手席エアバッグは、万が一の衝突時に助手席の乗員を保護するための安全機構です。エアバッグは衝突時に急速に膨らみ、助手席の乗員がダッシュボードなどに直接ぶつかることから身を守ります。
エアバッグが展開する際、ダッシュボードから直接膨らむため、物をエアバッグの上に置くと、その物が高速で飛び出し、危険を引き起こす可能性があります。したがって、特に重い物や硬い物をエアバッグ上に置かないようにしましょう。

※SRSエアバッグはシートベルトを補完する役割を果たす安全装置です。エアバッグの効果を最大限に発揮させるためには、必ず正しい姿勢でシートベルトを着用する必要があります。

⑬グローブBOX

ダッシュボード付近に取り付けられている大型の小物入れです。オープナーを運転席側に取り付けることで、運転席からでも開けやすくなるよう、工夫がされています。

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内装写真C

⑭シガーソケット

シガーソケットは、自動車の中で電子機器を使用するための電源ポイントです。

パンク修理キットに備えられている、エアコンプレッサー(空気入れ)を使用するときに、シガーソケットから電力を供給することができます。

その他、専用のソケットを差し込むことで、スマートフォン充電器や空気清浄機、掃除機など様々な電気製品を使用することができます。

主に日本の乗用車では基本電圧12Vの直流が供給されます。供給可能な電流は5A〜10Aです。

⑮アクセルペダル

アクセルペダルは、自動車の運転時にエンジンの出力を調整するための部品です。

アクセルペダルには「吊り下げ式」「オルガン式」の2種類があります。

  • 吊り下げ式: アクセルペダルが上から吊り下げられており、運転者がペダルを踏むことでエンジンのスロットルバルブが開き、燃料供給が増えて回転数が上がります。
  • オルガン式: ペダルが床に備え付けられており、踏むことで同様にスロットルバルブが開き、エンジンの回転数が制御されます。

⑯ブレーキペダル

ブレーキペダルは、運転者が足で踏むことで車のブレーキを操作し、停止や減速を実現します。これにより、安全な停車や信号待ちが可能となります。

一般的には、AT車のブレーキペダルが大きく作られており、これはAT車がクラッチを使わずにブレーキを利用して停止することが一般的であるためですが、MT車の場合、クラッチ操作もあるため、ブレーキペダルがやや小さめに設計されていることがあります。

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⑰フットパーキングブレーキ

駐車時に後輪をロックして車が動かないようにする「フット式」パーキングブレーキ装置で、サイドブレーキとも呼ばれます。

MT車の場合は、この位置にクラッチペダルがあります。

シートの横に取り付けられている「レバー式」は、ハンドブレーキと呼ばれます。

⑱フロアマット

フロアマットは車内の足元に敷いてあるマットで、車内やフロアカーペットの傷や汚れを防ぐ役割があります。足元の清潔を保ちつつ、車内を美しく保つために重要なアクセサリーです。

⑲フロアカーペット

フロアカーペットは車内の床一面に敷かれているカーペットで、一般的には簡単に取り替えることができません。このため、フロアマットを使用して床面を保護し、傷や汚れから車内を守っています。

内装写真Cへ

内装写真D

⑳フューエルオープナー

フューエルオープナーは給油口の蓋のロックを解除する装置です。車内から簡単に給油口の蓋を開閉できる便利な機能を備えています。一方で、一部の車種にはフューエルオープナーがないタイプもあり、その場合は給油口の蓋を手動で開閉する必要があります。

㉑ボンネットオープナー

の足元に配置されていますが、車種によっては助手席の足元やグローブボックス内にも取り付けられていることがあります。この機能を使用することで、エンジンルームへのアクセスが容易になり、メンテナンスや点検作業がスムーズに行えます。

内装写真Dへ

内装写真E

㉒シートベルト

シートベルトは、車内での安全を確保するための装置です。このベルトは身体を座席に固定することで、事故や急ブレーキ時における安定性を確保します。

特に一定以上の勢いで急激に引っ張られると、シートベルトがロックして急激な動きを制限し、乗員の安全を確保するように設計されています。安全面での重要な役割を果たすシートベルトは、車内での移動時には必ず着用することが強く推奨されます。

㉓ドア内張り

ドア内張りは、ドアの内側に取り付けられたカバーで、インナードアハンドルやパワーウィンドウスイッチ、スピーカーなどが配置されています。

ドア内張りは、断熱や防音の役割も果たしています。車内の快適性や機能性を向上させる要素が組み込まれており、ドアの内部構造において重要な役割を果たしています。

㉔シート

シートは乗客が座る椅子で、背もたれの部分をシートバック、座面の部分をシートクッションと呼ばれます。車のシートにはさまざまな素材が使用されており、「レザー製」「布製」「ビニール製」などがあります。

また、両方の素材を組み合わせたシートは「コンビシート」と呼ばれています。

シートは快適性だけでなく、車内デザインや乗車の安全性にも影響を与えるパーツです。

内装写真Eへ

㉕ヘッドレスト

ヘッドレストは、事故の際に頭部を支え、首や頭を守る重要な安全装置です。法律によってその装備が義務付けられており、これは車内の安全性を向上させるための重要な規定です。

ヘッドレストは快適性だけでなく、万が一の事故時においても乗員の安全を確保する重要な要素となっています。

㉖アームレスト

アームレストは車内で腕を休めるための装置で、肘掛けとも呼ばれ、小物入れが付いているものもあります。

長時間のドライブ中に快適なポジションをキープするのに役立ちます。

アームレストはドライビングの疲労を軽減し、アクセサリーとしての機能も備え、乗車中の快適性を向上させる一要素です。

内装写真Eへ

内装写真F

㉗ルームミラー

ルームミラーは、「バックミラー」「リヤビューミラー」とも呼ばれ、車の後方を確認するための装置です。

多くの場合、レバーなどで角度を調整できるデザインとなっており、後続車のヘッドライトがまぶしい場面などで使用します。

中には、ルームミラーがモニターとなり、バックカメラの映像を映し出す「スマートルームミラー」も登場しています。これにより、後方確認がより簡便に行え、安全性が向上します。

㉘天井内張(天張)

車のルーフ内側に取り付けられた天井内張(または天張)は、太陽の熱を車内に遮る役割を果たすと同時に、車内外の音を遮断する遮音効果も持っています。夏の暑い日や外部騒音から車内をサポートします。

㉙ルームランプ

車内を明るく照らすための照明器具がルームランプです。このランプは、ドアの開閉に連動して点灯する設定ができ、車内の出入りをスムーズにサポートします。夜間や暗い場所での車内利用時に重宝します。

内装写真Fへ

㉚サンバイザー

日中の強い日差しや夕暮れ時など、日光がまぶしいと感じた際に便利なのがサンバイザーです。このパーツは、ドライバーや助手席が直射日光から目を守り、安全な運転をサポートします。一部のサンバイザーには、カードホルダーやミラーが取り付けられている仕様もあります。

㉛アシストグリップ

アシストグリップは、車内に取り付けられた握り手のような部品で、これを握ることで走行中に体を安定させることができます。グリップにはポッチが付いているタイプもあり、これを利用することで服をハンガーで吊るした際にズレにくくなります。

内装写真Fへ

あとがき

車の部品・部位の知識があれば、もしもの時に自動車のトラブルでも、自動車修理店などで的確に状況を説明できます。

今回ご紹介したのは、基本的な内装の部品や部位の名称です。車種やメーカーによっては、形状や呼び名がわずかに異なることもありますが、これらの基本知識を参考にしていただければと思います。自動車に詳しくない方でも分かりやすく、これからのカーライフにお役立ていただけることでしょう。

車種やメーカーによって形状や名前が、多少違うこともありますが、是非参考にしてください。

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